会社資産から考える
株価を考えるのに、株価を会社の1株あたりの純資産と比べます。会社が解散する場合、純資産は株主に分配される為、株価を1株あたりの純資産で割り、その倍率から株価の割安割高を判断します。(いわゆる解散価値からの考える方法)
株価➗1株あたりの純資産(解散価値)🟰 倍
(株価純資産倍率:PBR)
例:株価1,300円、1株あたりの純資産 1,000円
1,300円➗1,000円=1.3倍
参考(2023年10月 日経平均PBR1.3倍程度 加重平均ベース)
通常資産だけあっても企業活動はできませんので、株主価値を図る場合には、1株あたりの純資産に、税引後利益数年分のプレミアムがついてもおかしくありません。また簿価純資産で計算する為、時価の純資産と数字が乖離する場合もあります。プレミアムは利益成長率や含み損益などにより上下します。
株価純資産倍率が1倍を割れている会社は、株価が会社の解散価値を下回っていることを表します。黒字が将来期待される会社であれば割安と判断できるのではないでしょうか。
ただ株価純資産倍率も、あくまで株価判断材料の一つです。他の指標も併せて確認する必要があります。実際には期待通りの利益や損失になるわけではないことをご理解下さい。
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