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月: 2024年10月

銘柄買付判断主な10の注目点4

4会社に夢や将来性があるか

商品やサービスに独創性があり、将来的にも社会が必要としていることは、会社の成長性にとって重要なことだと考えます。夢や将来性がない会社は、いかに株主価値が割安だとしても中長期の投資には向かないと思います。

夢や将来性を判断するのに、残念ながら具体的数字での判断は困難です。数字は過去のものであり、予測数字も過去のデータから算出されたものが多いからです。

夢や将来性は世間一般から判断するものと個別の会社から判断されます。世間一般からの判断は、ネット・新聞・雑誌・テレビ・本など様々な媒体から配信されたニュースを参考に関連銘柄をネットで検索するのがお手軽です。

個別の会社からの判断は、会社四季報・会社のホームページにある会社説明会資料・有価証券報告書などの閲覧が有効です。読みこなすのは最初大変ですが読み慣れるとだんだん頭に入ってきます。

株主になったあとは、株主総会、会社見学、会社説明会への出席も良いかと思います。なるべく加工された情報ではなく、一次情報に近いものから選んで下さい。

ただし夢や将来性だけで株価が上がるわけではありません。いくら夢や将来性があっても、すぐに業績に繋がらなかったり、急成長したとしても何度も増資を行い既存の株式の利益を希薄化することがある為です。

重要なのはあくまでも投資判断の一部だということを忘れず、総合的に判断して投資を行なっていただきたいと思います。

銘柄買付判断主な10の注目点3

3世間から求められている会社か

会社が成長する為には、世間から求められている商品、サービスの提供が必要です。実際に自分が欲しいと思う商品、社会にこれから必要と思う商品・サービスに気づいたら、関連する会社の事業内容、業績、資産、株価の割高割安、株価チャートを確認してみて下さい。

銘柄買付判断主な10の注目点2

2会社として適正な統制が取れているか(コーポレートガバナンス)

①適正な統制(コーポレートガバナンス)が、構築されていない場合、作業手順も属人ベースになってしまい、不正が起こり易くなる。また不正が起きた場合の発見も遅れてしまい、会社の信頼を大きく毀損することになる。

②適正な統制の確認は、外部からは非常に難しく、企業ホームページのコーポレートガバナンス報告書の整備や過去の不祥事の事例により企業文化を確認するしかないと考えます。

銘柄買付判断主な10の注目点1

1経営者が誠実かつ有能か

①経営者の誠実さが大事なのは、業績を正確に発表しないことは論外ですが、業績予想が恣意的になり、強気・弱気に出過ぎることがある為です。

経営者が自分の保身の為に経営を行っていないかを確認します。

内部統制が有効に機能していても、経営者が不正を行えば会社存亡の危機を招くことになります。

②経営者が有能かは、経営者の考え方によって会社の将来が大きく変わっていくからです。会社が不振の時ばかりでは無く、好調の場合も注意が必要です。

③誠実さ・有能さを確認するには、会社ホームページの会社説明会資料・決算短信・有価証券報告書の閲覧や株主総会・会社説明会などの出席が有効です。